イタリアの写真家ルイジ・ギッリの「写真講義」という本がとても面白い本でした。写真は見たものの証言であるし、再現でもある。そして本質的に撮影者の世界観が表現されている。どの様に結びついていて写り込んでいるのか、その応えが無さそうな問いを問い続けるのが、ひとつの応えの形であると序盤に書いてありました。
何に対してもよくある話ですが、この言葉でより写真が楽しく思えました。四六時中、写真のことを考えているわけでは無いのですが、全てが落ち着く夜中にでも写真について悩む時間がもっとあって良いと思いました。