35mmフィルム Leica M3 Elmar 50mm F2.8 Fujifilm Neopan 400 Presto

Leica M3 Elmar 50mm F2.8 Fujifilm Neopan 400 Presto (c) Masashi Morichika

消えて行くフィルムについて

2014.2.20

Fujifilm Neopan 400 Prestoの販売終了の噂が広がっていますね。私が一番身近に感じているフィルムがネオパン400なだけに信じたくない噂ではあるのですが、どうも信憑性が高そうですね。「いつかは無くなる」そう思って使ってはいたのですが、まさかこんな早く消えて行くなんて悲しいです。まだネオパン400のストックはあるのですが見かけたら買っておこうと思います。

フィルムはフィルムでも映画業界のフィルムの話ですが、友人に薦められて「Side by Side」という映画をみました。フィルムからデジタルへ移行が進む映画業界で、フィルム派・デジタル派の映画関係者の意見を聞いて映画業界のデジタル化を検証するというドキュメンタリー映画です。

私はフィルムで撮っているとかデジタルで撮っているということを意識して映画をみていませんが、確かにフィルム独特の粒状性や色表現は映画の印象に大きな影響を与えていると思います。しかし当然ながらフィルムはコストがかかるので、商売である以上デジタルに移行してコストを下げなければならないという問題があります。

しかもフィルムに比べてデジタルはコストパフォーマンスが高いというメリットだけではなく、フィルムではできなかったことを可能にしている点も多々あります。中でもカラーコレクションと呼ばれる色調整には大きなメリットがあると思います。

映画 Side by Sideにもエピソードが出てきましたが、映画 オーブラザーは長編映画で初めて全編にわたってカラーコレクションを行なった作品らしいです。当時 オーブラザーが公開された頃にそんなことをまったく知らない私は、オーブラザーを見て「なんて綺麗な色の映画なんだ」と感じていたので今回そのエピソードを知ってデジタルって凄いなフィルムが無くなってデジタルばかりになるのはすぐ近い未来だなと思いました。

しかしそう単純ではないらしく、映画 Side by Sideとは別の話になるのですが、この間のアカデミー賞にノミネートされた作品はほとんどフィルムで撮られているらしいです。もう私なんかには今後の展開なんて全然分かりません。だけど気にはなっています。

 

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