愛犬の顎のリンパあたりにあからさまに分かるしこりを発見したのは3日前の夜でした。突きつけられた事実によって、一気に迫る恐怖の別れの時間。しこりを触った瞬間の血の気が引く感覚は音が聞こえるのではないかというほどの感覚でした。
翌朝すぐに動物病院に行き詳しい検査をしました。結果は私が想像した「がん」という最悪の結果ではなかったので本当に良かったのですが、この年まで元気に過ごして来た愛犬の不調という事実には変わりはなくとても心配しています。
苦しい時も楽しい時もなんでもない時も当たり前の様に一緒に過ごして来た家族との別れを考えなければならないのはとても辛いことなのですが今回の一件で、今愛犬に私ができることは何なのかということがより鮮明に見えて来た様に思います。そして当たり前なこともいつか終わりの時間を迎えることを実感してから初めて大事なことに気付くという、自分の思慮の足りなさを愛犬に詫びても詫び足りない気持ちです。